工場建設:工場新設前・工場改修前に大切なこと IMPORTANT THINGS TO CREATE A FACTORY
工場建設は、現状の課題把握と、目標を設定することがスタートです。 GRASP CURRENT ISSUES AND SET GOALS
食・医薬に対する「安心・安全」の意識は年々高まっており、食品・医薬品メーカーにおいては、法令の遵守はもちろんのこと、衛生面や製造プロセスの管理体制などが厳しく問われています。更に地震などの天災への対策、また一方で、多様な消費者のニーズに迅速に応えていくことも求められており、食品・医薬品工場を建設する際には様々な角度から検討を進めていく必要があります。
新製品の展開や生産量の増加、又は老朽化による工場新設や工場再編、またBCP対策による工場移転や分散化等による工場建設に関する計画は、今後の会社の命運を握るといっても過言ではない一大プロジェクトです。工場建設は、とても大きな投資ですから、建設した後で、簡単にやり直しすることができません。


Step1.
課題の把握 / 目標設定
まずは現状を把握し、課題や問題点を抽出します。

トラブル時のリスク回避

生産性の向上

生産設備と建築の調和

安心・安全への対応

各種法令の遵守
課題や問題点を抽出した上で、将来を見据えた目標とスケジュールを設定する必要があります。
- 現状をしっかり把握する
- 明確な目標(ビジョン)を立てる
- 将来を見据えた計画とスケジュールを立てる
- 関係する法令・条例を把握する
Step2.
基本構想・基本計画の重要性
Step1で設定した目標を確実に具現化するためには、
私たちは「基本構想・基本計画の作成段階」が最も重要な工程であると考えています。
新工場建設のプロジェクトを成功するためには、Step1で設定した目標を確実に具現化するために「基本構想・基本計画の作成段階」が最も重要だと私たちは考えています。
工場建設は多くの工程から成りますが、まずはお客様ご自身が目標を設定し、大まかな計画を立てることが出発点です。しかし、具体的な進め方に悩まれるお客様は少なくありません。そこでキリンエンジニアリングが提供する基本構想業務では、お客様の想いを具体化し、機能・立地・規模・工程の視点から課題解決策を検討。投資判断に直結する構想を立案いたします。
基本構想業務から得られるアウトプットは、お客様の投資判断を支える重要な資料となり、その後の基本計画で全体像をさらに具体化していきます。新設・リニューアルを問わず、現状分析と課題抽出、現実的なスケジュール設定と目標の明確化が、プロジェクトの成否を左右します。
私たちは「工場の完成=ゴール」とは捉えていません。むしろ完成は新たなスタート地点です。だからこそ、基本計画の段階では「完成後」の運用や将来対応まで視点を広げて検討することが欠かせません。
キリンエンジニアリングは、工場の効率化や生産性向上にとどまらず、将来を見据えた「基本構想・基本計画」を通じて、お客様にとって最良のパートナーとして共に考え抜き、真の価値を創造します。

- 生産性を最大限に発揮できるような検討を行う。
- 生産設備、建築、ユーティリティのバランスを考えて検討を行う。
現状をしっかり把握する。 - 完成後10~20年先までを考えて計画を立てる。
工場完成までの道のり