#03建築系
図面の先へ。設計と現場をつなぎ、 食品・医薬工場を形にする
- プロジェクト本部
- 建築部
西沢 和也
NISHIZAWA KAZUYA
2022年 キャリア入社
仕事の面白さ
建物だけでなく、その先の「生産」まで見据えて工場全体を設計する
現在は建築部門に所属し、食品工場や医薬工場の建設プロジェクトに携わっています。案件によって役割は異なりますが、設計だけでなく、施工段階や引き渡しまで一貫して関わることがキリンエンジニアリングの特徴です。工場建築は、建物を完成させて終わりではありません。生産設備が安定して稼働できて、初めて工場として機能します。そのため、建築・設備・電気・生産プロセスのつながりを捉え、工場全体の最適解を考える視点が欠かせません。食品・医薬品工場ならではの衛生性や清掃性、従業員の動線も考慮し、幅広い材料や仕様から最適なものを選んでいきます。決まった答えを当てはめるのではなく、自分で考え、周囲と意見を交わしながら答えをつくっていくことが、この仕事の面白さです。さらに、図面で見ていたものが更地から少しずつ形になっていく過程を間近で見られるのも大きな魅力です。完成した工場をお客様に引き渡す時には、格別のやりがいを感じます。
印象に残るエピソード
お客様の声に耳を傾け、その先の運用まで考えた工場づくりを追求する
以前、お客様がすでに稼働させている工場(既存工場)を参考に、新しい工場を設計するプロジェクトを担当しました。既存工場と同じ仕様を採用すれば効率的に進められますが、それが新しい工場にとっても本当に最適とは限りません。
そこで、お客様との打ち合わせに加え、既存工場で働く方にも話をうかがい、日々の運用で感じている不便や課題を整理しました。その結果、作業動線や清掃性に改善の余地があること、将来的に生産ラインを増設する可能性があることが分かりました。それらを踏まえ、使いやすさだけでなく、将来の変化にも対応できるレイアウトや仕様を提案しました。
変更の理由を丁寧に説明し、お客様に納得いただいた上で計画に反映することができました。表面的な要求をうのみにするのではなく、お客様が本当に実現したいことを会話の中からしっかりと理解し、一歩先まで考えることが、私たちの役割だと思っています。
成長
初めての現場所長として、多くの関係者と工事を前に進めた経験
特に印象に残っているのは、食品工場の建設プロジェクトで、初めて現場所長を務めた経験です。厳しい工程のなか、建築だけでなく設備・電気・生産設備など、多くの関係者と連携しながら工事を進める必要がありました。その中で意識したのは、建築工事だけを優先するのではなく、各工事の状況を見ながら、全体の進め方を考えることです。
現場では、図面どおりに施工できない箇所がみつかったり、諸事情による急な設計変更、天候による工程への影響など、予期せぬことも起こります。そのたびに状況を整理し、関係者へ迅速に共有しました。
作業の順序を組み替えながら、認識のずれや手戻りを防ぎ、一つひとつ課題を乗り越えていきました。
先輩や周囲の支えもあり、最終的には予定どおりに竣工(完成)しました。施工中の困難をご理解いただいているお客様から、厳しい納期を守れたことを喜んでいただけた時は、大きな達成感がありました。この経験を通じて技術だけでなく、異なる立場の人をつなぎ、全体を見ながらプロジェクトを前へ進める力が身についたと感じています。
今後の目標
チームで学び合い、建築の枠を超えて価値を生み出す技術者へ
工場建設では、建築の知識だけでは判断できない場面が数多くあります。私も入社当初は施工や工場建築の経験が十分ではなく、先輩方に相談しながら一つずつ学んできました。チームでは週に一度、案件で得た知見や失敗事例、業務上の悩みを持ち寄るナレッジ共有の場があり、一人が得た経験や学びをチームで共有することで、チーム全体の力に変えていくことができます。また、未経験の業務に挑戦する時は、同僚と知恵を出し合いながら知識を補い、実務を通じて成長できる環境があります。設備や電気、生産プロセスに詳しい先輩も多く、自分にはない視点や考え方に触れられることも大きな刺激です。今後目指したいのは、建築の専門性を軸にしながら、プロジェクト全体を俯瞰し、お客様の事業価値を高める提案ができる技術者です。自分の領域に線を引かず、周囲から学び続けることで、関われる範囲と生み出せる価値を広げていきたいと思います。
学生の皆さんへのメッセージ
工場建設の仕事は、建築だけでなく設備や電気、生産プロセスなど、さまざまな分野と関わりながら進めていきます。そのため、仕事を通じて幅広い知識や経験を身につけられることが大きな魅力です。
もちろん、最初からすべてを理解している必要はありません。目の前の仕事に一つひとつ取り組む中で、少しずつ視野が広がり、自分が活躍できる領域も広がっていきます。
キリンエンジニアリングには、スケールの大きなものづくりに挑戦しながら成長できる環境があります。学生の皆さんも、今持っている知識や専攻の枠だけで自分の可能性を限定せず、さまざまな分野に興味を持ちながら就職活動に取り組んでほしいと思います。
1日の仕事の流れ
(工事現場編)
7:30
出社、メール確認、当日の作業内容確認
8:00
全体朝礼、作業内容・安全注意事項の説明、
書類確認
9:00
現場パトロール
10:00
デスクワーク
11:30
翌日の作業内容確認、工事調整
12:00
昼食
13:00
現場パトロール
14:00
工程打合せ、お客様・協力会社との定例会、
デスクワークなど
17:00
工事完了状況の確認及びデスクワーク
17:40
退社