結露防止
結露とは「空気中に含まれる水蒸気が、飽和温度より低い温度の物体に触れて水に変化し、物体に水滴が付着した状態」を示します。
食品工場においては結露が発生することで、カビ、害虫などの発生源となり、衛生環境が悪化するだけではなく、安全安心な工場運営に支障をきたす恐れがあります。
キリンエンジニアリングは豊富な工場建設経験から、結露が発生するしくみの根本的理解と共に結露が起こりそうな箇所を想定し、その箇所に対し重点的な対策を講じ、工場全体のバランスを考えながら安全安心な工場づくりを行います。
対策一例
工場で起きる結露の発生原因と対策一例について
例1
原因
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断熱が甘い(なされていない)
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低温室に高温多湿の空気が入り込む
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ヒートブリッジの避けられない箇所
対策
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低温の部屋では6面全てを断熱材を囲む
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断熱扉やオーバースライダーは、温度帯によって床下や枠周りにヒーターを設置する
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断熱パネル貫通部や切欠部に隙間を作らない

例2
原因
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断熱が甘い(なされていない)
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低温室に高温多湿の空気が入り込む
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ヒートブリッジの避けられない箇所
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空気の滞留
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湿度が高い
対策
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外気処理空調機は、室内設定温湿度(相対湿度75%以下)に処理し送風する
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室内は陽圧とする
(天井内空気流入防止、排煙口からの外部流入防止) -
除湿器を設置する(相対湿度75%以下)
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天井貫通部に隙間を作らない(コーキング+ウレタン吹付け)天井カセット型空調機は、使用しない
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吹出口は、結露防止型を使用する(塩ビ製も可)
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排煙口パネルは、保温材内蔵パネルを作成する
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電気盤は、断熱材を張り付ける
盤ヒーター、除湿器を設置する、
サーキュレーションファンを設置する

例3
原因
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断熱が甘い(なされていない)
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低温室に高温多湿の空気が入り込む
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ヒートブリッジの避けられない箇所
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空気の滞留
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湿度が高い
対策
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除湿機の設置(夏期 多湿時運転)天井内相対湿度75%以下とする
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天井内サーキュレーションファンの設置
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天井貫通部に隙間を作らない(コーキング+ウレタン吹付け)
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吸排気ダクトの断熱(製造室の場合)
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外壁貫通部のコーキング+ウレタン吹付け
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排水桝・排水管の断熱(上部低温室からのヒートブリッジ)

特長
結露を防ぐために建築内装仕様や隣接する空間の環境を制御します。
