産休・育休のリアル
制度と職場の理解があるからこそ、安心して歩める復帰の一歩
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柳沼 女性の先輩方のお話が聞ける今日を、とっても楽しみにしていました!お二人は産休・育休を取得されていますよね。実際、いつ・どういう風に職場に伝えたのか、すごく気になります!
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照沼 私は担当していたプロジェクトがちょうど試運転が始まるタイミングでした。途中で抜けることに申し訳ない思いを持ちつつ、「実は……」と伝えたら、リーダーから満面の笑みで「おめでとう!」って言ってもらえて。プロジェクトを心配するよりも先に喜んでくれたことが嬉しかったですね。体調のことも気遣っていただき、その後の育休に入るまでの数ヶ月は本社の業務に切り替えてもらいました。
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村尾 私も、いつ伝えるかは本当に悩みましたね。タイミングは女性にとっては結構デリケートな問題だと思います。
結局、最初は上司にだけ伝えて、メンバーには業務の流れの中で自然に伝わるような形をとってもらいました。上司には体調を考慮して出張の頻度を配慮していただいたりしました。まったく行かないのではなく、体調に合わせて行ける範囲で調整いただいたという感じです。 -
柳沼 なるほど〜!制度があっても、言い出すタイミングって悩むものなんですね。ちなみに、復帰のタイミングはどうでしたか?
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照沼 私は1年半取って、復帰はリモートからのスタートでした。ちょうどコロナ禍で、チームスも初めてだったから浦島太郎状態(笑)。時短勤務に切り替わって、「ちゃんとプロジェクトに関われるかな」って不安もあったけど、日帰りできる現場を優先的にアサインしてくれて、少しずつ慣れていけました。
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村尾 私は2025年4月に時短勤務で復帰しました。家庭最優先で働きたいと考える一方で、会社やメンバーに迷惑をかけたくないというジレンマがあって。本当に仕事と両立できるのか、最初は不安でした。けれど、上司が業務量をうまく配分してくれて、無理のないスタートを切れました。事前の面談で復帰後の仕事のイメージができたのも良かったです。
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柳沼 復帰後の環境が整っているって、すごく安心ですね。ところで、男性社員の育休取得って実際のところはどうなんでしょうか?
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照沼 男性社員も多くの人が取っているようですよ。うちの夫も1カ月取りました。最近は1年ほど取る人もめずらしくないですね。「1歳健診どうだった?」、「保育園の送り迎えでこんなことがあって……」なんて、男性社員とも育児トークができるのも嬉しいなと思っています。
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村尾 男性も取りやすくなってきたという実感がありますね。会社としても育休の取得を推奨しているようですよ。
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柳沼 みなさんがこうして前例をつくってくれているおかげで、もし自分にそういう時が来ても安心して働いていけそうだなって思いました!
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照沼 うんうん。キリンエンジニアリングには会社も含めてみんなが自然に支え合っている風土がありますね。
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村尾 制度って“使えてこそ”だなって思います。ありがたい環境ですね。