• 電気系エンジニア

“最適解”を導き出す、
技術と対話の力

プロジェクト本部
FA部

伊藤 崇

2011年入社

INTERVIEW

Q入社理由を教えてください。

スーツ姿の伊藤 崇がオフィスでインタビューに答えている様子

専門性を活かしつつ、よりレベルの高い社会貢献ができる環境を求めて

前職は、建物の空調設備や衛生設備の自動制御設備工事を手がける、いわゆるサブコンの電気担当でした。7年間で多いときは一度に20件以上の現場を経験し、岡山駅前のビルはほとんど自分が関わったと言えるほど、やりがいも大きい仕事でした。その一方で、複数案件を掛け持ち、夜間工事も当たり前の毎日。次第に、ワークライフバランスの限界や、属人的な体制への課題を感じるようになりました。そんな時にキリンエンジニアリングを知ることになりました。興味を持ったのは、生活に身近な飲料や食品の工場建設を行っている点です。そして何より、自動制御だけに留まらず建物全体を見渡す視点で設備設計ができることに大きな魅力を感じました。面接を通して、この会社でならもっと幅広い経験を積みながら成長していけそうだと直感的に確信しました。これまでの経験を土台に、より高いレベルで社会に貢献できる仕事に関われるフィールドに惹かれて入社を決意しました。

Q現在の仕事内容を教えてください。

現場・育成・戦略すべてに関わる“架け橋”としての役割

現在は、電気部門のシニアマネジャーを任されており、飲料・食品分野における様々なプロジェクトに関わっています。要素技術責任者として関係先各所との打ち合わせ、プロジェクトへの担当者のアサインなどが私の主な役割です。プロジェクト進行中の担当者へのフォローやプロジェクト助言なども随時行っています。プロジェクトによっては自ら現場に入ることも少なくありません。最近も、入社2年目の若手社員の育成を兼ねて、名古屋のプロジェクトに現場担当として参加しました。シニアマネジャーという立場ではありますが、自ら手を動かすことが好きですし、若手社員と一緒に現場をつくりあげるプロセスには学びとやりがいがあります。また、受注戦略の立案や全社課題の解決に向けた施策検討・立案にも従事しています。技術者としての役割を軸にしつつ、チーム全体の力、ひいては組織全体の力を引き出すことも求められる立場であると認識しています。

Q印象的なエピソードを教えてください。

お客様と“同じ目線”で、工場づくりに挑んだ日々

特に印象に残っているのは、電気担当者としてクラフトビールの製造設備に携わったプロジェクトです。約2年間、初期構想から施工、試運転まで一貫して関わりました。お客様が抱えていた課題は、手動操作による作業負担と安全リスクの大きさでした。そこで、キリンのビール工場で培われた自動化のノウハウを応用した設備設計を提案しました。ところが、現場からは「慣れた手動操作の方がやりやすい」といったご意見もあり、単に全てを自動化すればいいというような単純なものではありませんでした。現場で実際に設備がどう使われるかを想像しながら、一番使いやすいかたちを探っていく、まさに“課題解決”こそがキリンエンジニアリングの真価だということを実感したプロジェクトでした。無事に設備が稼働し、お客様から「これで安心して製造できる」と感謝の言葉をいただいた時には大きなやりがいを実感しました。経営層の想いや現場の声に真摯に向き合ったからこそプロジェクトを成功させることができ、次の案件にもつながったのだと思います。

スーツ姿の伊藤 崇がオフィスでコーヒーを片手に、笑顔で同僚と談笑している様子

Q今後の目標を教えてください。

スーツ姿の伊藤 崇がオフィスでインタビューに答えている様子

お客様の目線に立ち、期待に応えるチームを築いていく

前職の頃はどちらかというと一人で黙々と与えられた仕事をこなしていくスタイルでした。施主であるお客様と直接話す機会もなく、チームで動くというよりはそれぞれが独立して動いている感覚が強かったように思います。一方、キリンエンジニアリングはチームや関係部署、そして施主であるお客様も一緒になってプロジェクトに取り組むスタイルです。そのため、お客様の要求仕様を正確に理解するインプット力、こちらの考えを明確に伝えるアウトプット力が必要です。その上で、品質・コスト・納期を考慮した最適解を導き出すことが重要だと考えています。お客様の目線に立ち、必要なものとそうでないものをきちんと見極めて提案できる力は、信頼につながる大切な要素です。その積み重ねが、長く選ばれるパートナーになるための第一歩だと信じています。
今後は、若手メンバーがのびのびと挑戦できる環境を整え、誰もが成長実感を持てるチームを築いていくことが私の役割だと考えています。

求職者へのメッセージ

エンジニアリングの分野は、日々技術が進化し続けています。だからこそ、これまでの経験を活かしながらも、未知の領域や新たな技術への挑戦を恐れない姿勢が大切です。キリンエンジニアリングには、そうした挑戦や成長を後押ししてくれる環境があります。キャリア入社のハンディキャップは一切ありませんので、自分のスキルの幅を広げていきたい、もっとチャレンジをしていきたいと考えている方にとっては最適な会社であると思います。